給食の思い出と好き嫌い克服への道

私は今でこそ食育を仕事にしていますが
小さい頃は好き嫌いがとても激しかったんです。


私の母が極度の偏食で
食べること自体にあまり執着がなく
その影響が大きかったのだと思いますが

食卓に並ぶのは
ごくごく限られた食材の
決まった味付けの食べ物。

それでも3食用意してくれたことに感謝をしなくてはいけませんね。

 

幼稚園の頃はお弁当だったので
さほど支障はなかったのですが

小学校に上がり給食が始まったら、
それはそれは大変でした。




だって、今まで
食べたことのないものばかりなんですもの。

食べ慣れない味に加え
もともと食べるのが遅いこともあって
給食の時間はいつも居残り組。

当時は「完食」を求められた時代ですから
最後の方は半分泣きながら食べていた気がします。


だから、幼い頃からいろんな食材に触れ
いろんな味を経験しておくことが大切だって
誰よりも身にしみて分かっているんです。

当時、青空キッチンがあったら
私が通いたかったくらい(笑)





青空キッチンの生徒さんで
割と何でも食べちゃうような子でも
何かしら苦手な食べ物ってあります。

苦手なものを目の前にして
『うぇ〜』
となっているそこの君!

あえて口には出しませんが、
先生はその気持ち、とっても良く分かってるよ!



だから、青空キッチンでは
無理に「全部食べなさい」ということはしません。

食べることそのものが苦痛になってしまっては、本末転倒ですもの。


もし苦手なものがあったら

「◯◯くんが
 せっかく上手に作ったから
 1個(ひと口)は頑張ってみよう?」

とだけ声をかけます。

そして、お皿に盛り付けた分は
自分で責任をもって食べようね
…というのが武蔵浦和校のルールです。


すると、
『今日は2個にする』
『3個ならがんばれる』
と言ってお皿にのせます。

この時、自分で決めることが
とっても大切。

自分で決めた→食べられた(食べきれた)


これが、プラスの記憶と自信となり
苦手克服へとつながっていきます。

味覚とは経験から学び、
身につけていくものなんです。





今月から青空キッチンに仲間入りしたKちゃん。

先日のレッスンで
「鶏の照焼とアスパラソテー」
を作りました。



少食で、家で野菜はほとんど食べない
と聞いてはいましたが

試食の様子を見ていたお母さんが
『多分、生まれて初めて
 アスパラ食べました!』
と言っていたのに先生も驚きました。


そんな素振りは全く見えなかったけど…

苦手なものでもチャレンジする気持ちに
させちゃうんだから

自分でお料理するって
すごいパワーを持っているんですね。




幼児クラスさん。小さなお手手でオクラを板ずりしています^^




子どもの頃は
好き嫌いの多かった先生ですが
今では何でも食べられます。

みんなも
今は苦手なものがあったって大丈夫。
いつかそのうち食べられるようになるから。

食べることは楽しいんだと
知ってもらえるように
青空キッチンが精一杯お手伝いしますからね^_^

 

空キッチンでは、

楽しく調理体験を重ねながら

知っておいてほしい食の知識やマナーを身につけ

健康な体づくりの礎を築きます

 

青空キッチン武蔵浦和校
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